東北地方の旅
(後編 青森・秋田・山形・宮城)
最終更新日
2017.10.31
2017.9.7〜9.13
旅の後半です。十二湖から南下して角館経由で仙台を目指し、山寺まで足を延ばします。観光のオフシーズンを狙っていきましたのでゆっくと見て回ることができましたが、やはり紅葉の季節は格別きれいでしょうね。雪景色も魅力的ですので、また訪れたいですね。
(2017.9.30)
日本キャニオン
民宿のご主人に教えていただいた日本キャニオンを下から見上げる場所です。アメリカのグランドキャニオンに比して名付けられたようですが、もともと地元の人は
「日暮山」と呼んでいたそうです。
十二湖を含めてこのキャニオンも氷河期の名残ではないかとも言われています。
誰もいませんでした。
十二湖にて
左:青池  
右:沸壺の池
どちらも他の池と比して青い色をしています。池面に写る木々と池底に沈んでいる倒木との区別がつきにくい幻想的な景観でした。
ブナ自然林
深いブナ林の中を歩きました。観光客も少なく、一人、二人が追い越して行きましたが、豊かな緑を独り占め。これも快感ですね。
十二湖にて
左:不明    
右:キンミズヒキ
ミズヒキやミゾソバなど小さな花が時々咲いていましたが、日影が多いせいか花は少なめでした。
十二湖にて
日影が多い、ということはキノコがいろいろありました。いかにも毒キノコと言わんばかりの赤いキノコ、傘が波打っている白いキノコの2種をピックアップしました。
採取はしません。見る、撮るだけです。
角館にて 青柳家
左:薬医門
右:母屋 
3000坪の広いお屋敷です。
敷地内に武器蔵、武家道具館、ハイカラ館などの建物があり、博物館・郷土史館の雰囲気です。
角館にて 石黒家
武家屋敷町並みの中で屋敷に上がって見学できるのはここだけだそうです。
欄間の透かしを通して作る影が魅力的でした。また庭のモミの巨木もすごいの一言です。現在も当主がお住まいになっておられるとか。青柳家より身分が高い武士でした
角館の出会い
角館武将隊は高校生が授業の一環として鎧を着て、観光客と写真を撮り角館をPRしているのだそうです。かわいい女子高生に誘われていい機会を得ました。
初めて乗った人力車
車夫はキャリア20年の女性。アニメ「サザエさん」のオープニング角館編の車婦のモデルになったそうです。
乳頭温泉にて
国民休暇村に宿泊の為、温泉郷の看板的存在の鶴の湯へ写真だけ撮りに立ち寄りました。左はその鶴の湯の入り口。温泉郷めぐりのバスが朝から運行しているようです。
松島
日本三景の一つとあって外国人の観光客も大勢でした。遊覧船に乗って観光をと意気込んでいましたが、空は曇り。それでも45分のルートで島めぐりをしましたが、
期待が大きすぎたせいかちょっとがっかりの観光スポットでした。
瑞巌寺と五大堂
瑞巌寺は過去の大きな津波にもこの寺までは到達しなかったとので第二の居城として建てられたそうですが、今回の大震災の津波も寺の前の松林までで止まっていました。さすがに松の木々は枯れて現在修復作業中でした。今は内装はどれも複製品。
円通院
伊達政宗の嫡孫光宗を祀る霊廟です。
庭がとても美しく、見ごたえがあります。
石庭は松島湾をイメージし、七福神の島を配しているそうです。霊廟は300年以上公開されなかったせいか保存状態がとても良かったです。ガラスに景色が映ってちょっと幻想できてした。
塩竃神社
陸奥の国の一宮で全国の塩竃神社の本社です。地元の方の崇敬が厚く、この日も夕暮れ時に礼儀正しく参拝する地元の方々にお会いしました。比較的若い方が多かったのは意外でした。
宝珠山立石寺(山寺)
「閑さやや岩にしみいる蝉の声」と芭蕉が詠んだ有名な山寺です。国内外からの観光客が多く、皆さん頑張って石段を登って行かれました。
山門
これから上ります。1015段片道約40分かかるとか。果たして登り切れるや!?
周りの風景や点在する建物を見学しながら、ゆっくりと上ることにしましょう。 
阿弥陀堂付近
まだ半分の登っていません。
石段がまだまだ続きます。
左:開山堂と納経堂 
右:五大堂からの眺望
もうすぐです。
五大堂からの絶景に一度に疲れが
吹っ飛んでいった気分になりました。
奥の院・大仏殿
到着です。所要時間50分。
我ながら上出来。
でも、上った分だけ今度は下りがあるのです。ストックを頼りにやはりゆっくりと。下山した時には膝が笑っていました。
面白山高原 コスモスベルグ
山寺が順調に上がれたので時間ができました。そこで近くの面白山高原へ。
7haの広さにキバナコスモスが一面です。
平日とあって訪れている人も数人の静かな花畑でした。
瑞鳳殿
伊達政宗公の瑞鳳殿の他、二代、三代藩主の感仙殿、善応殿の三つの霊屋があります。第二次世界大戦で焼失し、1979年に再建されたものです。建物は新しいため煌びやかでした。再建の際の発掘調査で完全な遺骨や副葬品が多くで発見されたとか。遺骨は今もこれらの霊廟に眠っています。
仙台城址公園
杜の都を見渡せる仙台城跡の公園。
正宗公にご挨拶をして、帰路へと。
走行距離約1455km。7日間の急ぎ旅でした。東北地方は広いのでもっと時間が必要でしたね。
出会った動物たち
左:山寺の山門にて
お手伝いご苦労様。おつり間違えないでね右:面白山高原からの帰路
カーナビの案内を無視して走った山道。
サルが遊んでいました。
ちょっと通してくださいな。
昼食
左:塩竃にて回転寿司
塩竃でお寿司を食べる。これも今回の旅の目的の一つ。お昼を過ぎて評判の良いお店へ。午後1時半を回っていましたが、まだまだ順番待ちのお客様が。
右:山寺にて板蕎麦
評判の良いお店へ。盛蕎麦2.5人前ほどもあるでしょうか。
看板!!
左:八幡平にて
歩いて納得です。どこからでも、クマやキツネが出そうなところでした。私達もクマベルをつけてのトレッキングでした。
右:錦秋湖SAにて
栗園はすぐそこに見えています。
エーッ!近すぎます。
ここ以外でもクマ目撃の看板はあちこちにありました。
自動車道
左:秋田自動車道
対面通行です。行き交う車も少ないです。
右:山形自動車道
こちらは片側2車線。車は多少多いです。

東北自動車道を含めて何処も車は少なめで走りやすかったですね。