スイスの旅 最終更新日
2013.10.8
2013.9.6〜9013 6泊8日


パックツアーで行ったスイス旅行です。
お天気は悪くはないものの雲が多く、山の景色は十分満足いくものではありませんでした。
でも、車窓から眺める牧場や小さな村の様子、雪をかぶった山々の風景は天気の不足分を十分にカバーして満足いく旅になりました。写真集だけでは紹介できなかったことをいろいろ書き連ねてみましたので、ご笑覧下さい。

の付いている画像はクリックで拡大表示します。
モンブラン
フランス シャモニーから2台のロープウェイを乗り継いで写真左頂上のエギーユ・デュ・ミディに上ります。僅か30分足らずで標高1000mから富士山よりも高い3842m展望台に移動です。裸のエレベーターかと思われるほどの急勾配でした。
生憎の雲でモンブランの山頂は隠れていました。空気が薄いです。
うっかり急ぐとすぐに息切れ。
ゆっくり、ゆっくり。
 山登り 
展望台から横を見ると登山の人。下を見ると雪原を歩いている人。山と親しむ人々を間近で見ました。
山男
さすがに3842mは寒いです。登山の人は冬装束の中1人裸で頑張っているおじさんがいました。
写真右は展望台から見下ろしたシャモニーの町です。
シャモニー朝市
土曜日の午前中。市が開いていました。
沢山のお店が営業中。八百屋さんに魚屋さん、もちろんチーズ屋さんも多数でした。ちょっと果物でもお買いものしたかったのですが、ツアー故に儘なりません。
ツェルマット 
マッターホルンの登山口。
というより今はスイス観光の一大人気スポットですね。
古い教会、ネズミ返しのある小屋、新しくきれいになりつつも古いものも健在です。教会のそばには山で命を落としたアルピニストのお墓があり、美しい花が供えてありました。
窓辺の花
ホテルはもちろん商店、個人のお宅も窓辺に花がいっぱいです。街の規制で植える花も決まっているのだとか。
とにかくきれいな、可愛い町でした。
電気自動車と馬車
街にはガソリン車は走れません。電気自動車・馬車・徒歩が移動手段ですが、馬車はもっぱら観光用です。電気自動車は1台1000万円以上するとのこと。それでも環境を守るために使われています。
ゴルナグラート
ツェルマットから登山電車で登り45分もすると3089mのゴルナグラード駅です。360度のパノラマ展望を満喫できるのですが、この日も雲に阻まれてマッターホルンは顔を出しませんでした。それでもモンテ・ローザやゴルナー氷河の壮大な展望を満喫。
展望台のホテルは部屋の名前はここから見える山の名を、部屋番号は山の高さを使っているそうです。でも、空気が薄いので熟睡できないらしいですね。
 黒い鳥 
エギーユ・デュ・ミディでもユングフラウでも見かけた黒い鳥。こんな高地に!キバシガラスです。夏は高地に冬は麓に住むらしいのですが、観光客がエサを与える性か人馴れしていました。
ハイキング
ゴルナグラードの一つ下のローテンボーデン駅からリュッフェルベルグ駅までハイキング。ただ下りのみ、約1時間半の行程です。足元にいろいろな高山植物を見ながら、本当は行く手にマッターホルンを見ながらのはずだったのですが。雲!
駅ではホームからホームへは線路を跨いで。日本では考えられないですよね。ここだけのことではありませんでした。
 高山植物 
ハイキングの道すがらにたくさんの小さな花々が咲いていました。トップシーズンは過ぎたものの可憐な花たちがいっぱい。もっとゆっくり見たかったですね。
左はコゴメグサの仲間。
右はリンドウの仲間です。
高地の花々は草丈が10pもありません。

スイスの花々は写真集でも紹介しています
 夏山のスポーツ
ハイキングの傍の専用ルート?を通り過ぎたマウンテンバイクの人たち。これから麓のツェルマットまで自転車で下るのだとか。
ウ〜ン!すごい!
右はシャモニーからテーシュへの途中の湖で遊ぶウィンドサーフィンの人たち。綺麗な水上で気持ちいいでしょうね。
 山羊
ハイキングの途中で山の稜線に現れた山羊たち。みるみる急斜面を下りてきてすぐそばまで来ました。アニメで見た黒と白の山羊、本当にいたんだ。
登山電車 
あちこちで登山電車に乗りました。軌道の真ん中にもう1本レールのように見えるのは歯車のかみ合わせ部分です。
どうなっているのだろうと車両の下を覗くとご覧の通りしっかり歯車がかみ合っています。これで急な斜面も大丈夫なのですね。






氷河特急
ツェルマットからサン・モリッツまで約270kmを8時間で結びます。
ツェルマット(1604m)からフィスプ(658m)まで40km足らずの間に1000m近く下り、その後オーバーアルプ峠(2033m)までを約110kmの間に上るのです。アップダウンの険しい路線です。途中のアンデルマット(1435m)で下車。2時間半の旅でした。アルプスの景観を十分楽しめるようにパノラマカーになっています。
 フルカ峠 
ローヌ氷河近くの峠です。写真左の道を下って右のツヅラ折りの道を今から上っていきます。真ん中はローヌ川。
その前に氷河観光です。
ここはローヌ氷河の終点。ローヌ川の始まりです。氷河は毎年後退していてこのまま温暖化が進むとその後退は止まりません。
ローヌ氷河
表面は汚れてグレーに見える氷河も中に入ると澄んだブルーの美しい世界です。
毎年積っては解けてを繰り返した跡がしっかり層になって見えています。
この氷はいったい何年前にできたものなのでしょうか。
グリムゼル峠と氷河湖
氷河から流れ出る水、また湖は灰緑色をしています。山の鉱物が解け流れたのでしょうか。でも、グリムゼル峠の湖はダム湖の性か水は青い色をしていました。
 エーデルワイスとマーモット 
エーデルワイスはあまりきれいな花ではありません。また、これは鉢植えです。自然のものは高山の岩陰に少しだけあって今は絶滅の危機にあるそうです。
マーモットも飼育されているもの。ハイキングや登山電車の車窓からも野生のものを見れたのですが、残念ながら写真に捕えることはできませんでした。
インタラーケンと朝霧
アイガー・メンヒ・ユウグフラウと3つの高山を見れる街です。夕方と朝の同じ場面の写真です。湖の朝霧が神秘的でした。
ユングフラウヨッホ
3454m山頂駅付近は高地とは思えないほどの設備が整っています。雪原に出られるかと思えば、スノウドームなどの人工物の展示も。
アイガー・メンヒ・ユングフラウの山々、世界遺産のアレッチ氷河もすぐそこのように見えます。白い色は距離感を麻痺させるようですね。
ケーブルカー
スイスでは鉄道網が整っています。そして、あちこちに見受けられたのがケーブルカー。登山電車とケーブルカーで何処にでも行けそう! 
ルツェルン
中世都市。朝食後に散策して湖や教会の周りを歩きました。落ち着いた古都です。
ライオン記念碑は1792年のフランス革命時にルイ16世とマリー・アントワネットを守って命を落としたスイスの傭兵の慰霊碑です。
骨董屋さん 
ルツェルンの教会近くにあったお店です。ビスクドールが数体ウインドウの中にいて、思わずパチリ!開店中なら中に入ってゆっくりと見せてほしかったです。
カペル橋
ルツェルンのシンボルともいえる屋根付きの橋ですが、1993年にタバコの火から焼失し翌年再建されました。焼失した板絵もそのまま使ってあります。右の絵にマウスを乗せると絵が変わりますよ。
ハイジの家
実はスイスの古民家(写真奥の家)。もちろん場所はマイエンフェルトにあります。静かな田舎。番犬がいて鶏が道を横切り、今でもこんな風景はスイスで通常にあるのでしょうか。
ハイジとウイリアム・テル
看板はスイスのハイジのイメージです。日本のアニメ「アルプスの少女 ハイジ」もスイスのテレビで放映中でした。そのうちスイスのハイジのイメージも変わるかも。
バスにペイントされているのはスイスの英雄ウイリアム・テルのお話です。
ゴメンナサイ!すっかり忘れていました。
マイエンフェルト 
「アルプスの少女 ハイジ」のお話が生まれた場所です。アニメのロケーションとは少し違った感じがしましたが、牧草地が広がり、のんびりゆっくり時間の流れる雰囲気はそのものでした。左はその牧草地。一見緑ですがアカツメグサや、タンポポなどの花がいっぱいです。 
チューリッヒ
スイス第一の大都市ですが、首都ではありません。中世の面影が色濃く残った街でした。
リマト川左岸の旧市街の風景です。
リンデンホーフの丘 
チューリッヒ旧市街の中にある小高い丘です。ここから市街を眺めるのもいいのですが、この丘は市民の憩いの場のようです。
恋人たちのデートの場、ご老人たちの交流の場のようでした。
時計とチョコレート
スイスと言えば時計ですね。
左の時計屋さんは標高3454mユングフラウヨッホにありました。
右はチョコレート屋さん。このお店はチューリッヒ旧市街の中です。
ビールと食事
スイスはビールよりワインですが、ビールもおいしかったです。ツェルマットの街角のカフェでちょっと喉を潤しました。
お食事はチーズフォンデュではなくてスープフォンデュです。スープで肉に火を通し数種のソースでいただきます。ちょっと日本のしゃぶしゃぶに似ていますが、お肉にはしっかり火を通すように注意を受けました。
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