冬のドイツの旅
2015.12.4~12.10 最終更新日
2016.2.2


クリスマスマーケットを見たい思いから冬のドイツに出かけました。ドイツもまた暖冬で雪のない景色でした。この時期はヨーロッパ各地からの観光客が多く、有名な観光地・クリスマスマーケットは大変賑わっていました。朝は8時ごろまで薄暗く、夕方は5時にはとっぷり日が沈む観光時間の短いハンディはありましたが、それはそれの美しさがあり十分に楽しんできました。
クリスマス市
左:ハイデルベルグ
右:ローテンブルグ
大小さまざまにクリスマス市が開催されています。飾り付けもいろいろですが、日本の様な派手さはないですね。地元の人々も観光客も一緒に楽しんでいました。夜10時頃には閉店するようです。
ホーエンツォレルン城
お城の広場でもクリスマス市が開催されていました。ここへは麓から小型バスに乗って上がってきます。観光バスも乗り換えです。
左はそのお城から麓を眺めたものです。
コスプレの人達
クリスマス市でときどき見かけたのが昔のドイツの衣装を着た人たち。写真をお願いすると快く答えてくれました。ホーエンツォレルン城のマーケットで会った人たちです。
クリスマス・オーナメント
マーケット市にはいろんなものが売られていますが、綺麗なオーナメントもたくさんありました。ガラスのベルに細かなペイントされたものはさすがにちょっと高かったです。小さなものを買い求めましたので、右の写真から変化してご覧いただけます。
各地のマーケット
クリスマス市は朝10時ごろから開くようです。朝市の場所が充てられるので、朝市のお店はその間だけ別の場所に移動するのだそうです。
左はクリスマス市のお店。
右は朝市のお店です。野菜や果物など美味しそうなものがいっぱいでした。
子供たち
遊園地などの大きな娯楽施設のないドイツではクリスマス市は人々の数少ない楽しみの場所でもあります。メリーゴーランドなどもありました。
左はマーケットでクリスマス・ソングを合唱する子供たちです。
グリューワイン
クリスマス市で売られているホット・ワインです。カップはその地方開催地ごとにデザインが違うとか。カップのデポジットをワイン代金と一緒に支払います。返却すれば返金されますが、持ち帰りもOKです。思い出に2個のカップを持ち帰りました。
クリスマス市では
ツリー用のモミの木を売っています。
結構大きな木でした。根付ではありませんので、毎年買い換えるのですね。
また、店舗の裏は景観が良いようにとクリスマス関連のペイントが施されています。ブースも形も統一されてすっきりしたものとなっていました。
ローテンブルグ
中世の面影が残るロマンティック街道で人気の町です。酒豪の市長が町を救った伝説があり、そのお話が仕掛け時計になっています。
左はそのジオラマ。
右の写真にマウスを置くと3.25ℓものワインを一気飲みする市長に変わります。
素敵な人形
ローテンブルグのクリスマス・オーナメントのお店のショーウィンドに飾ってある人形です。お顔の表情が素敵で写真に収めてきました。こんな老人になりたいですね。
ドイツ・ビール
各地に美味しいビールがいっぱい。
黒ビール・ピルスナーなどどれもおいしかったです。
興味深かったのは先ず、グラスに量を示す線が表示されており、きっちりその線までビールが注がれていること。また、缶ビールが売られていないこと。コンスターチ等添加物は一切なく、それらの入ったものはビールとは呼ばないそうです。
さすが、ビールに関しては厳しいですね。
ホーフブロイ・ハウス
ビールと言えば、このお店。ヒットラーが演説をしたこともある有名なお店です。写真は予約客専用の3階。この日は1,2階で溢れたお客さんが3階まで席を求めて上がってくるほどの盛況だったようです。残念ながら、みなさん断られていたようでお気の毒でした。
ドイツ料理
左はドイツ風ロールキャベツ
右はおなじみのソーセージ
どこの料理も塩味が強すぎて、完食は出来ませんでした。でも、必ず付いているジャガイモはどこもおいしかったです。
高速道路
高速道路は朝から渋滞です。これでも朝のピーク時間は過ぎたころだとか。
道路案内、地名の横のAはオーストリア、Iはイタリア方面を示すもの。
ふ~ン!
左は高速道路SAの有料トイレです。ドイツ国内はほとんどトイレは有料です。ここでは70セント入れると50セントのSAで使える買い物券が出てきます。実質20セント(約30円)の使用料。他より少し安いかな。
右は旅の間に使った観光バス。運転手の労働管理がしっかりされているので、必ず一定時間ごとに決まった休憩をとらなければいけないそうです。もちろん、終了時間も連続勤務日数も管理されているので旅の間に3人の運転手さんの担当となりました。どなたも親切でしたね。
ノイシュバンシュタイン城
世界遺産ではありませんが、人気の高い観光スポットです。麓からバス、馬車、徒歩で向かいます。入場は予約制で5分おきにガイドが付いて城内を見学できますが、写真は撮れません。右はその予約番号と案内の時間が表示されています。遅れると入れなくなります。
ヴュルツブルクとレジデンツ
第2次世界大戦でその殆どが破壊された町です。大司教の宮殿として建てられたレジデンツの一部が奇跡的に損傷を免れました。破壊された部分を再建して世界遺産となっています。大天井のフレスコ画等がありますが、こちらも撮影禁止です。街中はトラム(路面電車)が走っているとても雰囲気のある町ですね。
お国柄
各地でまたレストランでビールが醸造されています。町でお店でそれぞれ違った味わいのビールが楽しめました。写真はハイデルベルグのレストラン内で稼働しているビール醸造器です。
左はドイツの民族衣装のウェディングドレス。純白のドレスと競うほど人気が高いそうです。深い緑がとても素敵です。
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